バスクのクリスマスはサンタではなくオレンツェロ(炭焼小屋のおじさん)が袋にプレゼントを入れてやってきます。甥がオレンツェロがきたかもしれないから一緒に見に行って欲しいと言ってきたので(一人で行くのはこわいらしい)一緒にベランダへ。たくさんのプレゼントを発見し大喜びでリビングへ運ぶ甥っ子と姪っ子。

義理の母がかわいくデコレーションしたオレンツェロの袋から、子供たちが一つずつプレゼントを出して誰宛のプレゼントか確認してみんなに渡します。自分へのプレゼントがなかなか出てこないと「私があけてあげる!」と人のプレゼントを空けちゃったりもしますが(笑)。

2歳の姪っ子は私があげたオママゴトセットを手にしたとたん、他のプレゼントに見向きもせずひたすら野菜や果物を切っては食べるふりをするのを延々と続けてました。私にもいっぱい食べさせてくれましたよ^^

野菜を切っては食べるふりをする姪
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VPSコラカオ(ミロみたいなチョコレートドリンク)を作ってもてなしてくれた(つもりの)姪。「ほらあなたのコラカオよ、これはあなたのコラカオよ」みたいな感じで言ってます。
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VPS6歳の甥っ子は今年ラグビーを始めたのでラグビーボールが一番うれしかったようです。

オレンツェロはいい子にしてたらプレゼントをくれるのですが、悪い子には炭をあげるということになっているそう。姪っ子に今年はいい子にしてた?と聞くと、うーん、まぁ時々はね、との返事^^;。すごいおてんばで男の子みたいです。

家族との食事は10時くらいからなので、それまでは子供たちを連れてバルのはしご。大人たちはワイン、子供はモスト(ぶどうジュース)。飲むたびに寒い~と大きく震えて演技する姪っ子。暖冬の中走り回る子供たちを追いかけて私たちは汗だく。

甥っ子はバスクの伝統衣装を着てたのですが、日本のラグビーチームのTシャツをあげたら、泣きそうなくらい感激してその場で着替え、私に抱きついてくるくらいの喜びぶり。ユニフォームのレプリカが売り切れで、オークションを探したり、売ってくださいの広告を出したけど結局手に入らずTシャツにしたのですが、ユニフォームあげたらもっと喜んだだろうなぁ。あー早く買えばよかったぁ。後悔・・・。

暴れる甥と姪を見てる女の子はバスクの伝統的な衣装を着てます。職業や出身地によって衣装のデザインや色が違うのですがほんとかわいいです。お気に入りは羊飼いの衣装なんですが。

写真を撮ろうとするといつもいい顔をしてくれる甥と変な顔をする姪。性格が出てます。暴れん坊でやんちゃな姪は間違いなく夫の家族の性格を強く引いてそうです~。

私たちが滞在してるビルバオのアパートにお母さんがツリーを飾ってくれてました。

到着した翌朝、一人でせっせとスーツケース一つ分のプレゼントをラッピング。包装紙はびりびりに破って捨てるだけなので、毎年ラッピングに凝る事はありません~。

イブの夜のディナーの量がすごいので、お昼は軽めに。たった一個のトマトですが実がつまってほんとおいしい!生のトマトが嫌いな私でもたくさん食べれます。南欧の野菜はイギリスの野菜より断然うまい!スペインで種を買ってイギリス(屋外)で育てても同じようにはいかないものが多いです。

お父さんが作ってお母さんが持ってきてくれたイカの料理。いつも私たちが到着する前に普段は使っていないビルバオのアパートにきていろいろ用意してくれます。

ポークとペレチコ茸。ペレチコ茸は高級食材らしいですが冷凍もあるのでシーズンでなくても食べれるそうです。バスクにはおいしいきのこがたくさんあるけど、ペレチコ茸もすごくおいしい!

シードラ。バスクのサイダー。夫いわく何も加えず自然発酵させたものだそう。素朴で自然なフルーツの風味を感じるお酒。お祭りのときとかシードレリア(サイダーハウス)で飲んだりするくらいですが。
イブの夜の1時ごろに夫の自宅で食事を終え、お兄さん家族と別れる際に2歳のめいに「まだ遊びたーい」と泣かれました。めいが「うちに遊びにおいで」というので「一緒に寝てくれる?」と聞くと、しばらく考えた上で「まぁいいけど~」と。「一緒に寝てもいいけど、おねしょしたら怒るからね!」と真顔で言われました。またまた大爆笑の夜でした。
テーマ : グルメ♪食の記録
ジャンル : 旅行